中高年になって体重が増えてきてませんか?
メタボリックシンドロームと診断されたら、合併を疑うべきなのが脂肪肝・高脂血症です。
男性の4割が脂肪肝という結果も出ています。
初期はほとんど症状がないため気づきにくく、悪化すると肝硬変に進行することもあります。
この記事では実際に太っていた時期に発症したものの、体重減少に伴い改善した事例を紹介します。
標準体重まで減量し、脂肪肝や高脂血症を改善しませんか?
太り過ぎで発症した事例
私の場合、肥満体型いわゆる太り過ぎが原因で発症した事例は2つ。
1つ目は「膝に水が溜まる」、病名は変形性膝関節症です。
注射器を刺して水を抜きました。
体重が増加したため、身体を支える関節に大きな負担がかかり続け炎症を起こしたのでした。
2つ目は右手の肘関節にできたガングリオンです。
肘関節に大きな腫れが生じました。
関節包という関節を包み込んでいる袋の中にゼリー状のものが詰まった腫瘤というものです。
なぜできるかははっきりとは分からないとのことですが、どうも体重の増加と関係していると考えています。
太り過ぎは脂肪肝・高脂血症を引き起こす
食べすぎ・飲みすぎ・運動不足を続けていると脂肪がたまります。
肝臓に脂肪が溜まったのが肝脂肪、血液中の中性脂肪が高いのが脂質異常症(高脂血症)です。
どちらも自覚症状は無く、定期検診などで数値の異常を指摘されて初めて気付きます。
「脂肪肝や高脂血症」放っておくと深刻な病気に進展し、動脈硬化を発症する危険性も含みます。
「沈黙の病気」と言われるのもそのためです。
太り過ぎから標準体重へ
変形性膝関節症・ガングリオン・脂肪肝や高脂血症と分かったなら、体重コントロールを行いましょう。
標準体重まで減らし続けることを目標にし、運動や食生活など習慣を変えます。
1日30分以上の運動を続けると脂肪が減りやすくなります。
実際、私は週3回10,000歩の習慣を続け、脂肪肝・高コレステロール血症を治しました。
なお、急激な減量はリバウンドしてしまうので短い期限は設けず、長期間かけて達成へ向かいましょう。
まとめ:標準体重を目指せば状態改善へ
歳を重ねると、若い頃に比べて新陳代謝が落ち、どうしても体重が増えてしまうもの。
メタボリックシンドローム・肥満症と診断されたら脂肪肝・高脂血症などを疑いましょう。
自分では「大丈夫」と思っていても身体の中は見えません。
私自身、長年かけて標準体重へ戻し、脂肪肝・高コレステロール血症を治しました。
生活習慣病の原因となる運動・食事を見直し、より健康へと近づきましょう。
※トコロテンは海藻の食物繊維。